Voice―声、こえ―

ネパールの魅力


なぜ世界中がネパールに引き付けられるのでしょう。その答えは次の三つでしょうか。

buttonヒマラヤ
何と言ってもネパールの大自然。その中でもヒマラヤの峰々。世界中で8000メートルを超える山は14座しかありません。その内の八つがネパールにあります。その他、国内には7000メートルを超える山が46、6000メートル以上が147もあり中国との国境を形づくっています。首都カトマンズからでも乾季にはランタンヒマールなど7000メートルを超える白い峰々が望めます。この山見たさ、またトレッキングに世界中から老若男女が集まります。健脚でなくても遊覧飛行では、エベレストを間近に眺め、全員コックピットに入れてもらい写真を撮ることもできます。 ネパールは山だけではありません。川も大小合わせ6000余、ヒマラヤから渓谷をつくりインド亜大陸に流れ込みます。また、象に乗って一角サイなどを見るチトワン国立公園のサファリもお勧めです。もう一つ。忘れてならないのはバードウォッチング。世界の8%の鳥が生息し望遠鏡を下げた鳥好きを待っています。

button世界遺産
自然よりは文化遺産という方にはカトマンズ谷の世界遺産群はいかがでしょう。多くは旧王宮、寺院、仏教、ヒンズー教の建築群で16世紀、17世紀の見事な彫刻、建築が見られます。大体の名所、旧跡が中心から車でほぼ1時間以内。お急ぎの方は1日で七つの世界遺産を見て回り、ネワール、チベット文化の粋を堪能することができます。また、東部タライにはお釈迦さんの生誕地、ルンビニがあり、北インドを含めた仏教遺跡の旅に来られる方も多くおります。

button人、昔の日本
ヒマラヤ、世界遺産の見学もお勧めですが、それと同時に、いやそれ以上にネパール人の普通の生活を見ていただきたいと思います。日本の昔、「おしん」の時代が戻ってきたような質素な農村生活。至る所に里山、千枚田が折り重なる田舎の風景。そして実直で人懐こい人々。私の印象では、ネパールのみならず世界中そうなのでしょう、昔から大地にへばりつくようにして生活してきた人々がその国の一番の財産だと思います。ネパール人と日本人は遠い先祖が一緒でなかったかと思われるくらい、私たちと同じような顔、顔に出会います。「ナマステ」一つでどこか気持も通じ合いそうです。どうぞいらして、この親しみある静かな人たちに会ってください。
ぜひネパールにいらしてください。そして、ヒマラヤから吹き下りる透き通った風を、無邪気な子供たちの笑顔をご自分の肌で感じてください。お待ちしています。連絡先はkenjironarato@hotmail.comです。(NGO[CROSS]代表・ネパール 楢戸健次郎)

nepalchidrennepalchildren

研究会に思うこと


研究会も皆さんの積極的な参加と幹事や会員の研究会の企画への参加に加え、ホームページの充実化や新聞記事での紹介もあり法人会員の参加が100社を超えるまでになった。 今年は創設12年目に入り継続運営にも責任が求められるようになっている。
会員のアンケートには人脈を広げる、懇親会が楽しみ、とかいろいろでているが、これだけの会員と参加者の持つそれぞれの人脈の活用が充分なされているかというと残念ながらいまひとつという感が松井はしている。
 日経新聞の1月21日の「私の引き出し」という欄にローソン社長の新浪剛史社長さんが個人の知識や経験にはおのずと限界があるから、さまざまな分野のスペシャリストと付き合うことを心がけていると記されている。 その一つとして、特に若い方々に薦めたいのが社外勉強会であると言っておられる。
大事なことは、
 ①参加し続ける粘り強さ(もちろん上司や先輩の理解があってのことではあるが)
 ②自ら動き回って自分からチャンスの機会を作る
と書いている。
松井もこの研究会はまさにうってつけの会だと思っているのだが、最近はチョッと気になる風景を散見するようになっている。気の会う人たちだけで固まって話をされていたり参加する人がいつも同じ方で、若い方が出ておられない会員も多い (会場が狭いため参加人員制限を設けている事務局の責任もあることは重々承知の上で)。
 懇親会は気分転換やお酒をたしなむことも時には必要だが、それだけに終始するのはなんとももったいない気がしている。渡辺会長が常々言われている会員同士の名刺交換だけではなく、もう一歩進んで産学のプロジェクトに共同で参加したり、大学との共同研究をはじめとした産官学の連携にもっと皆が関心を持たなければいけないといわれているのもけだしこの研究会の今一番足りない部分なのかもしれない。 松井はこのままの状態が続くと、他の多くの研究会や学会に見られる衰退への道を一気にたどるのではないかと危惧をしている。
アンケートに見られる会員の仕事以外の趣味は実に多岐多彩にわたっており、仕事だけが生きがいという人はあまり多くないようなので安心する面もあるが、総じて仕事以外の事柄にはあまり熱心でないという傾向が多いように見受けられる。それはアンケートで趣味についてお話いただけますか?と問いに多くの方ができないと答えられている。趣味であれ何であれ自分の誇れるものを仕事以外に最低何か一つ持つことが大事とよく言う。 当然それを他の人に知ってもらいたいと考えるのが人間ではなかろうか。
2月11日の朝日新聞のフロントランナの吉田太一さん(遺品整理専門会社社長)は、人間いつかは死ぬ運命にある(それは天命であり、神のみが知ることではあるが)。ただ最近は一生懸命生きていこうという意識が薄れているのではないかと指摘されている。 「何歳まで生きるか目標を立て、やるべきことを考える」、ひとの命はいつ果てるかはわからないけれど、目標を立てたならば今すぐやること、後でやればいいことの優先順位も明確になるということを言われていた。
ここまで考えなくてもいいかもしれないが、自分の先々を考えた生き方や考え方は必要に思う。研究会もまたしかりです。たまには気楽に参加されてお酒を飲んだり、親しい人と歓談で気分転換もいいですが、何か目標を持ってこの1年間研究会に参加してみてはいかがでしょうか? たとえば、最低名刺交換した人とは研究会以外で訪問したり会ったりする、自分のテーマに関連する可能性のある人を探し出し次のステップにする、仕事以外で同じ趣味の人を探しだしたり、心のよりどころになる人との交流を深めたりする。
せっかく忙しい時間を割かれて研究会に参加されているのですから活用しなくては損とは思いませんか?(松井孝雄)

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