2023年度 年次テーマ
「機能フィルム,新たな価値の創生に向けて~アフターコロナを切り開け~」
2023年度 例会開催計画
例会名 | 開催日 | 会場 |
4月例会(終了) | 2023年4月13日(木) | タワーホール船堀 小ホール |
定期総会&6月例会(終了) | 2023年6月7日(水) | タワーホール船堀 小ホール |
9月例会(終了) | 2023年9月14日(木) | タワーホール船堀 小ホール |
10月特別例会(申込終了) | 2023年10月3日(火) | タワーホール船堀 小ホール |
11月関西共催例会 | 2023年11月10日(金) | 京都市産業技術研究所 |
1月合同例会 | 2024年1月31日(水) | 東京ビッグサイト 展示会会場 |
2023年度9月例会開催(終了しました)
開催日:2023年9月14日(木)13:00~17:05(予定)
会場:タワーホール船堀 5F小ホール
企画担当:
・兵藤 文一 幹事/藤森工業(株)情報電子開発部 次世代通信・半導体部材開発グループ
・中島 但 理事/大日本印刷(株)生活空間事業部開発本部 本部長
講演内容(予定):
講演① 「光メタマテリアルとその応用」
講師:
・国立研究開発法人 理化学研究所 光量子工学研究センター
フォトン操作機能研究チーム・チームリーダー
・開拓研究本部 田中メタマテリアル研究室・主任研究員
田中 拓男氏
<講演のポイント>
光メタマテリアルとは,光の波長よりも細かな構造を用いて自然界の物質にはない新奇な光学特性を人工的に付加した物質です.本講演では,光メタマテリアルの構造や動作原理,メタマテリアルで実現される新奇な光学特性などを含めた基礎的な知識から話をはじめ,メタマテリアルの加工法や,スーパーレンズや光学迷彩,メタレンズ,発色体などの応用技術を紹介します。
講演② 「ソフトバンクの描く6Gネットワーク像」
講師:
・ソフトバンク(株)先端技術研究所 先端HAPS研究室 室長 中島 潤一氏
<講演のポイント>
ソフトバンクでは、「Beyond5G/6Gに向けた12の挑戦」を掲げ、様々な角度から6Gネットワークの実現に向けた研究開発を行っている。将来、ドローンや空を飛ぶ車などの交通手段に向けて、地上に加え上空も含めたエリアの構築が必要と考えている。また、増加の一途をたどるモバイルのトラヒックに対応するため、新しい周波数の開拓も必要である。本講演では、ソフトバンクの進めているHAPSの開発、およびテラヘルツ波利用の研究について概要を説明する。
講演③「ウェルビーイング経営~社員と社会を幸せにする経営とは?!」
講師:
・EVOL株式会社代表取締役CEO
・慶應義塾大学大学院
システムデザインマネジメント研究科付属システムデザインマネジメント研究所 研究員
・一般社団法人ウェルビーイングデザイン 理事 前野 マドカ氏
<講演のポイント>
ウェルビーイング経営の基礎について学びます。まず、ウェルビーイングの心的要因についての因子分析を行って求めた「幸せの4つの因子」(やってみよう因子、ありがとう因子、なんとかなる因子、ありのままに因子)について詳しく述べます。また、これらの条件を満たしたウェルビーイング経営のあり方やウェルビーイングサーベイの分析結果など、企業での実践事例についても述べます。
上記講演内容、講師について変更がある場合もありますのでご承知置き下さい。
以上
10月特別例会開催予告
開催日:2023年10月3日(火)13:00~17:15(予定)
会場:タワーホール船堀 小ホール
協賛:(一社)日本接着学会 粘着研究会
企画担当:事務局
講演内容(予定):
講演① 「溶剤系アクリル粘着剤の基礎とこれからの環境対応に向けて」
綜研化学株式会社 研究開発本部 製品開発部 製品開発1グループ グループ長 川嶋 徹氏
<講演のポイント>
粘着剤は、有機溶剤に溶解した溶剤型、水に分散させたエマルジョン型、無溶剤の固形型に大別される。溶剤型粘着剤は、火災の危険性、大気汚染や作業環境面で問題視されているが、設計の自由度が高く、要求性能が出しやすいことから広汎に使用されている。本講演では、溶剤型粘着剤の基礎および溶剤型粘着剤に取り巻く環境課題を説明し、溶剤型粘着剤、特にアクリル系粘着剤の環境対応(環境負荷の低減対応)について報告する。
講演② 「アクリルエマルション系粘着剤の更なる環境対応」
サイデン化学株式会社 研究第4グループ 石本 憲一郎氏
<講演のポイント>
水系粘着剤の更なる環境対応を目指してサイデン化学では、粘着剤の必須成分であるタッキファイヤーのEm化を乳化重合と同時に行う手法を採用している。この手法を用いることにより、「有機溶剤・エネルギー」のトータル使用量を大幅に削減する事が可能となっている。本講演では実際の導入事例を説明するとともに、近年開発が進められているバイオマス粘着剤についても、開発事例の紹介を行う。
講演③ 「(仮)環境配慮型粘着ラベルへの取組み」
リンテック株式会社 技術開発室 鉄本 卓也氏
<講演のポイント>
昨今、環境配慮の意識が高まっており、多くの業界でその対応が取られている。当社としても、環境負荷低減を指向した製品の開発に力を注いでおり、設計段階からLCA*を参考に資源採取・原材料調達から製造過程、廃棄までを含めた環境負荷低減に努めている。粘着ラベルにおいて、『無溶剤化』、『バイオマス化』、『脱プラスチック化』などのキーワードと共に、身近な粘着ラベルに関して、当社の環境配慮の取り組みを紹介する。
講演④ 「仮題)接着性と易解体性を両立した粘接着材料とその工法」
DIC株式会社 加工技術本部 マネジャー 山川 大輔氏
<講演のポイント>
粘着テープは、電子機器や自動車などで各種部材を間便に固定でき、かつリサイクルしやすい接着材料として古くから利用されております。DICではサステナブルな循環型社会実現に貢献する、工業用途向けのリサイクル対応粘着テープ開発に取り組んでおります。本講演では、特に、リペア・リサイクルを効率的にできる「易解体性」粘着テープ、また離型紙などの廃棄物を削減できる「塗る」粘着テープについてご説明します。
講演⑤ 「粘着・剥離現象の科学と工学」
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
生物素材科学研究室 准教授 山口 哲生氏
<講演のポイント>
粘着・剥離は、物体間の界面で生じる相互作用をきっかけに、様々なことが関与する、複雑な現象です。今回のお話では、粘着・剥離現象の基本から現象解明のための解析事例の紹介に至る、広範な内容を、コンパクトかつ平易にお話したいと思います。
11月関西共催例会
開催日:2023年11月10日(金)13:00~17:00(予定)
会場:(地独)京都市産業技術研究所 (http://tc-kyoto.or.jp/access/)
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
TEL:075-326-6100 / FAX:075-326-6200
共催団体:(一社)関西コンバーティングものづくり研究会、京都市合成樹脂研究会
企画担当:川崎 真一(理事)/ (株)KRI、溝渕 隆(幹事)/凸版印刷(株)
講演(予定):
- 講演① 「京焼・清水焼からファインセラミックスへ~釉薬も電子セラミックスも機能性フィルム」
(地独)京都市産業技術研究所 産業技術支援センター 材料・素材技術グループ ユニットリーダー 主席研究員 高石 大吾氏 - 講演②「講演テーマ調整中」公益財団法人 京都高度技術研究所(「ASTEM」) 地域産業活性化本部長 孝本 浩基氏
- 講演③「講演テーマ調整中」
「低温排熱を効率的に電気エネルギーに変換する熱電発電」をテーマに自立的な電源となるようなフレキシブル熱発電モジュールなどの取り組みについて
(株) Eサーモジェンティック 取締役会長 南部 修太郎氏
*上記講演内容及び講師については変更もありますのでご承知おきください。
2024年1月合同例会
開催日:2024年1月31日(水)13:00~16:45(予定)
会場:東京国際展示場(ビッグサイト)東2・3ホール 「新機能性材料展2024」展示会場内 特設ステージ(コンバーテックステージ)
企画担当:安田 大助(理事)/安田産業(株)、林 正樹(幹事)/ダイセルビヨンド(株)
講演(予定):
- 講演① 「テーマ調整中」(レーザープロジェクションTVについて講演)
講師:ハイセンスレーザーディスプレイ株式会社 日本技術研究所 所長 大迫 純一氏 - 講演② 「テーマ調整中」(マイクロLED関連の講演)
講師: 東レエンジニアリング株式会社 メカトロファインテック事業本部 第一事業部 営業部 営業技術T 梅田 英知氏 - 講演③ 「のびるディスプレイ」
講師: NHK放送技術研究所 新機能デバイス研究部 チーフリード 博士(工学) 藤崎 好英氏
*上記講演内容及び講師については変更もありますのでご承知おきください。