2019年から進めてきました「機能性フィルムの引っかき硬度に関するJIS開発(“平成31年度戦略的国際標準化加速事業(産業基盤分野に係る国際標準開発活動)”)は、

「JIS K 7317 プラスチック-機能性フィルムの引っかき硬さの求め方
Plastic-Determination of scratch hardness of specialty films」

として2022年12月20日官報に公告され、正式にJISとして制定されました。ご協力頂きました会員並びに関係企業の方々に御礼申しあげます。
 
 今後の正式なJIS制定に伴い会員を始め各種業界団体などへの普及を働きかける活動を行いますので皆様のご協力をよろしくお願いします。

概要

1. 機能性フィルム表面の引っかき試験方法
 従来の「色の濃さの異なる鉛筆」に代わり、「先端に0.1mmのダイヤモンド針を持つ金属圧子」を使用します。
2. 機能性フィルムに発生したキズの検知評価方法
 従来の熟練者による目視観察方法に代わり、目視する条件を規定し、誰でも同じようにキズの検知が出来るようにしました。また、その条件規定に基づき目視、並びに光学検知治具利用による撮像で確認し、キズを検知ができます。

JIS普及に向けた活動内容

機能性フィルム研究会では、「JIS K 7317 プラスチックー機能性フィルムの引っかき硬度の求め方」の制定に基づき以下の活動を行ない、JISの普及を図ります。
お問い合わせ先:研究会HPの機能性フィルム研究会事務局(https://kinouseifilm.com/toiawase/)を確認下さい。

  1. 普及に向けた活動内容
    1) JIS K 7317 広報(情報発信)活動
     ① 研究会例会、HP などでの広報
     ② 展示会などへの出展
     ③ 関連学会、工業会、研究会での JIS 紹介
     ④ (地独)東京都立産業技術研究センター、(一財)化学研究評価機構(高分子試験評価センター)などによる試験受託に関する広報
     ⑤ 「フィルム物性研究会(連携ラボ)」活動の広報
    などを通じてJISの周知を図ります。
    2) 同試験方法の周知活動
     「フィルム物性研究会(連携ラボ)」を開催し試験方法の説明会、試験装置の説明、見学会などを実施します。(2023年4月以降を予定)
    3) 研究会会員及び一般企業からの測定試料収集と試験実施に関する活動
     新たな機能性フィルムなどの試料を収集し、更にデータを蓄積していきます。
  2. 普及活動スケジュール
    「フィルム物性研究会(連携ラボ)」開催スケジュールは別途HP等でご案内します。
    以上

「日本接着学会誌」Vol.59 No.5 2023

お知らせ:「日本接着学会誌」Vol.59 5月号 <トピックス>に「『JIS K 7317:2022 プラスチック-機能性フィルムのひっかき硬さの求め方』制定とその普及に付いて」に関する記事が掲載されました。

「塗装技術」第62巻 第6号

お知らせ:「塗装技術」第62巻 第6号 (2023年6月号)技術レポートに「フィルム用硬さ試験の新規格『JIS K 7317試験方法の解説』の特徴と可能性」として、(地独)東京都立産業技術研究センター プロセス技術グループ 佐熊 範和氏の取材内容が掲載されました。

(株)安田精機製作所(機能性フィルム研究会会員)

(株)安田精機製作所ホームページ
お知らせ:2023年2月20日より、JIS K 7317の引っかき試験で利用される治具の販売が開始されました。
お知らせ:JIS K 7317のキズ検知にも利用される装置として、製品名称:「キズ判定用ボックス No.553-KHが2024年1月4日販売開始されました。
 詳細については、同社営業担当(東京営業所 越智 聖氏:t-ochi@yasuda-seiki.co.jp、TEL:03-3579-8995)までお問い合わせください。

なお、本装置は、(地独)東京都立産業技術センターにも設置されており、「機器利用」として利用可能です。(同センターでの名称は「目視判定治具」です。)

(地独)東京都立産業技術研究センター 「機器利用」

JIS K 7317に基づいた試験を、同センターの「機器利用」により試験評価できます。自社製品などを持ち込むことで、同センター所有の機器でご自身で試験、評価ができます。
お問い合わせは下記よりアクセスしてください。

(一財)化学研究評価機構/ 高分子試験・評価センター(受託試験)

同センターでは、JIS K 7317準拠した受託試験を行っています。お問い合わせは下記よりアクセスしてください。