機能性フィルム研究会のご案内

古来より、生活用品は職人が持ち前の技を駆使して生み出されてきました。たとえばコンニャクは、洗浄、細断、粉砕、乾燥、分級、混練といった、先端コーティング技術に不可欠な、マイクロからナノスケールの要素技術を取り入れて製造されています。最近の元気な製造会社は、コーティング、ラミネーティング、プリンティングなどのコア技術を軸に、顧客・マーケットに合ったニーズ・シーズを具体的な製品にしていることが共通しています。
そこで、機能性フィルム研究会では、コンバーティングに関連した特異技術を有する企業にご参加いただき、それぞれが持つ技術を組み合わせ、新たな機能・価値を付与したフィルムプロダクツを創出することを目的に設立されました。この活動が、会員企業、さらには日本のもの作りの現場を活性化することができればと考えています。

2017年8月特別例会予告

日   時2017年8月30日(水)13:00-
場   所東京都立産業技術研究センター(地図はこちら
講演内容 ◆「機能性フィルム産学連携ラボ」(連携ラボ)討議「フィルム、プラスチックの新たな表面硬度試験方法と標準化について」(JIS K5600鉛筆硬度試験方法の改良に向けて)
◆「表面性状そして触覚評価」
トリニティラボ㈱社長 野村俊夫氏
◆「都産技研・先端材料開発セクターの紹介」
地方独立行政法人東京都立産業 技術研究センター 先端材料開発セクター長 清水研一氏
◆「フレキシブルデバイス設計を指向した湾曲フィルムの表面ひずみ定量解析」
東京工業大学教授 宍戸 厚氏

2017年9月N-Plus共催例会予告

日   時2017年9月13日(水)13:00-
場   所東京ビッグサイト東ホール展示場内特設会場(地図はこちら
講演内容 ◆「実用化段階を迎えているセルロースナノファイバーの最近の動向」
地方独立行政法人京都市産業技術研究所研究戦略フェロー 北川 和男氏
◆矢野経シリーズ「船木知子の市場レポート」
座談会 ◆「セルロースナノファイバー材料の可能性と自動車産業における期待」
【パネラー】
* 京都大学 特任教授 臼杵有光氏
* 京都市産業技術研究所 仙波 健氏
* トヨタ紡織(株) 専務理事 鬼頭 修氏
* 三菱エンジニアリングプラスチックス㈱第1事業本部企画部長 兼 同本部マーケティング部長 丸山博義氏
【モデレータ】
* 矢野経済研究所 船木知子氏
会員報告 ㈱ディムコ、日本化工塗料㈱

2017年11月関西例会予告

日   時2017年11月2日(木)13:00-
場   所京都テルサ(地図はこちら
講演内容 ◆「パイオニアに学ぶ 『アリの行動研究とIoTの活用』(仮題)」
京都工芸繊維大学 昆虫先端研究センター教授 秋野順治氏
◆「京都ゆかりの企業に学ぶ『堀場製作所の社是「おもしろおかしく」について』(仮題)」
㈱堀場製作所主席顧問 石田耕三氏
◆「機能性フィルムの活用『有機半導体を用いたフレキシブル有機ELディスプレイ』(仮題)」
山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター准教授 水上 誠氏
◆「調整中」
立命館大学生命科学部応用化学科教授 堤  治氏
会員報告 DIC㈱

2017年7月夏季特別研修報告(京都工芸繊維大学・長もちの科学開発センター、マテリアルライフ学会関西支部と共催:参加者93名)

日 時
2017年7月7日(金)
場 所
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館(地図はこちら
センター紹介
京都工芸繊維大学 長もちの科学開発センター長  西村 寛之氏
「長もちの科学開発センターの活動と産学連携」
長もちの科学開発センターは、京都工芸繊維大学の教育研究プロジェクトセンターの位置づけとして、工業製品の長期信頼性や耐久性に関する研究に取り組む開発センターの紹介があった。研究の進め方としては、研究室で蓄積した基礎研究テーマをコアとして応用研究を企業等と共同研究や受託研究とする産学連携を中心に推進しており、講演会や情報交換会(長もちの研究会や長もちの科学シンポジウム)、技術コンサルティングの活動も活発に行っている。また、企業での研究や開発の経験者らで構成する10名のシニア・フェローがセンターの活動をサポートしていることも特色である。「おもしろサイエンス 長もちの科学」(日刊工業新聞社刊)や「工業製品・部材の長もちの科学」(エヌ・ティー・エス刊)の書籍も出版している。
講演1
京都工芸繊維大学 長もちの科学開発センターシニア・フェロー  細田  覚氏
「化学発光法(ケミカルルミネッセンス)によるフィルム等の劣化評価」
高分子材料のライフサイクルにおける劣化の評価として、高分子材料が発する微弱な化学発光をとらえ、劣化の状況や種類を評価する手法についての概説であった。空気中や不活性ガス中で化学発光強度の速度論的解析から得られる化学発光パラメーターが材料の安定性や添加剤性能の評価指標となる。また、発光機構の解明には材料構造などの解析結果とあわせて解釈することが肝要であり、機械的や電気的なストレス誘起発光に関しては材料破壊機構に関連する情報を与えると考えられるが、まだ未解明な領域でもある。今後、更なる一般化のためには、実用耐久性評価と対応データの蓄積、測定法の標準化などが課題である。
講演2
京都工芸繊維大学繊維学系 先端ファイブロ科学専攻助教  山田 和志氏
「機能性ナノ加工フィルムの創製及びシンガポール国立大学の先進的な研究環境」
機能性ナノ加工フィルムとして、高分子超薄膜中にターゲット金ナノ粒子を固定化し、その基板に対する可視光レーザーアブレーションによる微細ナノホールの創製の手法や構造についての発表があった。レーザーアブレーションを誘起させることで世界最小のナノ加工を行うことに成功し、金ナノ粒子のサイズまたはコーティング薄膜の厚みや種類等を変えることにより、ナノ加工サイズや形状を制御できることも見出した。また、客員研究員であったシンガポール国立大学について、世界中からの先端技術の研究者招聘や充実した研究環境設備等についての紹介があった。
講演3
京都工芸繊維大学 長もちの科学開発センターシニア・フェロー  久米 辰雄氏
「社会インフラの長もちを考える」
橋梁をはじめとする社会インフラについて、鉄やセメントなどを用いた構造物の耐久性に関する最近の多くの事例とともに、設計とメンテナンスの重要性についての概説であった。鉄系やコンクリート構造物の設計・耐久性評価技術に関し、寿命(耐用年数)の定義と長寿命化の考え方についての解説があった。建設後の適切で定期的なメンテナンスにより耐久性が大きく向上することについて、エッフェル塔や東京タワーなどの紹介があった。また、急峻な河川での流れ橋など、日本の地形や気象にあわせる工夫や留意すべきポイントに関する考察もあった。
講演4
熊本大学大学院自然科学研究科 産業創造工学専攻物質生命科化学講座教授  國武 雅司氏
「分子の気持ちで考える機能性フィルム―合成・構造・機能の相関性の探査―」
当研究会編の「産業を支える機能性フィルム」で講評を紹介いただいた國武先生から、自己組織化材料の合成・構造・機能の相関に関する講演であった。有機・無機ハイブリッド材料としてシルセスキオキサンとシロキサンの籠と鎖を融合したナノ元素ブロック構造を有する全シロキサンポリマーについて、構造制御による透明性や複屈折などの物性に加え、ソフトマテリアルでありながら低線膨張係数などの特殊な機能の発現も見出した。その他、両連続性マイクロエマルションによるハイブリッド材料や液液界面クリック反応によるナノフィルム形成などの先進的な研究についても紹介があった。
連載講演
(株)矢野経済研究所 インダストリアルテクノロジーユニット 素材産業グループ マネージャー  船木 知子氏
矢野経シリーズ「船木知子の市場レポート」
今回は、自動車用加飾フィルム市場の展望と戦略に関する紹介があった。自動車用加飾フィルムとして、内装用、外装用の最近の市場動向に加え、水圧転写、成形同時加飾、真空・圧空圧着成形の技術動向や市場について、また、今後の展望や戦略として、意匠性に加え塗装やメッキ代替以上の機能付与の必要性に関する解説もあった。

2017年6月例会報告:参加者126名

日 時
2017年6月6日(火)13:00-17:00
場 所
日本化学会化学会館7階ホール(地図はこちら)
講演1
MORROW/CREATION 代表  諸岡 信一氏
「サーフェイスデザインと触感表現の未来」
デザインの役割は大きく変化したが、造形処理・表面処理の技術は、デザインをする上で大きな課題で有る事に変わりはない。また加飾と表現するその大半は、別素材に似せるイミテーションの世界とも言え、見事に化ける技術を担って来た。しかしながら、加飾が可能とする技術が進化しても、別素材を演じるということにおいては何ら根源的に変わっていない。すなわち真のクリエイティブな域には達していない。 現状、外観コストの確保は重要な課題であり、表面処理における付加価値向上なしに、コストダウンの克服できないが、サーフェスの付加価値を『視覚+触覚』で多層構造にする事で、イミテーションを越える付加価値創造の可能性が有ると提言したい。今後3Dデジタルツールの進化によって、サーフェスデザインの可能性はますます拡がるだろう。また皮膚の情報伝達力の多様な機能役割が、今後サーフェスの上に在ってしかるべきだと考える。次世代に大いに期待している。
講演2
㈱FUK 市場開発部長  森   健氏
「車載ディスプレー  夜明け前」
歴史的なクルマの変革期に有る現在、ディスプレイにおいても、カーナビゲーションに留まらず多くの情報を表示されることが望まれ、安全性は元より、カーインテリアデザインの統一感や人は曲面を好むという研究の流れの中で、各自動車メーカーが注目するのが、車載向けの『曲がるディスプレイ 』である。技術的な課題も多く、まだ普及には至っていないが、今後市場の拡大が期待され、5月末の『SID DISPLAY WEEK 2017 シンポジウム』においても、大手メーカーと車載ディスプレイの動向説明をした後に出て来た言葉は異口同音に、大型化(パノラミック)・ 曲面 ・ マルチスクリーン ・ センサー付き であった。すなわち、「新たな車載ディスプレイを可能にする要素」として、異形・曲面・パノラミック・視認性・カバーレンズ素材であり、ジェスチャー機能・パプティック機能・マルチタッチ機能が望まれている。ディスプレイの曲面対応、大型化etc,は 必然的なクルマ市場の流れで、それに呼応した材料の発掘、開発が各社で進められ、エコシステムの形成が始まっている。 今まで、TIER1、クルマメーカーが欲しても手に入れられなかった 新世代のCID、インスツルメントクラスター が、今まさに生まれようとしている。車載ディスプレイの夜明けは近い。
講演3
Ukai Display Device Institute 代表  鵜飼 育弘氏
「フレキシブルデバイス実現と機能フィルムへの期待」
・ディスプレイの進化はフラットからフレキシブルへ
・フレキシブル化の鍵は 如何に薄く、軽く、堅牢に
・生産工程は、枚葉方式からロール・ツ・ロールが基本
・現状のフレキシブルOLEDの製造は グレーンプロセスとは程遠い
・フレキシブルディスプレイの候補はAMOLEDのみではない
・コントラスト比の比較は暗室の値のみではなく、周囲光下での評価が重要
・TET-LCDとAMOLED は一長一短がある
・フレキシブルデバイスの性能を左右するのは機能フィルム
・素材、プロセス、装置、応用を見据えた開発実用化が重要
・日本はOLEDでは韓国に後塵を拝している。新規材料と製造方法で差別化を図るべき
・デバイスの製造中心のビジネスモデルの転換が求められる
・オール有機(OTFT駆動によるディスプレイ)を直接基板にグリーンプロセスで作製しロール・ツ・ロール(R2R)による生産がターゲット
矢野経済研究所シリーズ
(株)矢野経済研究所 インダストリアルテクノロジーユニット 素材産業グループ マネージャー  船木 知子氏
3月末に「2017年版 静電容量方式タッチパネル・部材市場の徹底分析」と題するマーケットレポートを上梓。 市場・構造説明からの現状と展望、主材料メーカー動向を紹介。また同じく「2017年版 工業用フィルムコンバーター市場の展望と戦略」も上梓。受託加工を主力とするコンバーター各社を紹介。
会員報告
比果産業㈱ : 紫外線吸収剤とHALSについて
①水溶性UVA ・水系剤への直接投入・乳化不要によるコストダウン・高い有効成分含有量
②長波長カットUVA ・ブルーライトカット用に開発・380nm付近から立ち上がる吸収曲線・光学用途に適する低い着色性・400~450nm付近の吸収に適している。
エア・ウオーター・マテリアル㈱国際事業部 : 2015年 井上喜(株)と阿部電材(株)が合体し発足。東南アジア・中国を中心とする電子機器、自動車、半導体、液晶、電子部品等の顧客へ、日本・海外7か国・13拠点のネットワークを活かし国内同等の納入体制で提供をしている。

2017年6月例会2017年6月例会2017年6月例会2017年6月例会

2017年4月例会報告:参加者84名

日 時
2017年4月13日(木)13:00-16:55
場 所
日本化学会化学会館大ホール(地図はこちら
総  会
2017年3月末時点の会員登録状況
法人会員(海外会員2社含む):142社、賛助会員:12名
1号議案(2016年度活動報告)、2号議案(会費、書籍販売、交流会収支報告)及び3号議案(2017年度運営体制、活動計画、予算計画)はすべて承認決済された。
年次活動方針
●活動テーマ「市場が求める機能性フィルムの追及」
●重点課題:
①次テーマに沿った、例会、夏季特別研修での魅力ある講演テーマ、講師招聘と開催
②7月夏季特別研修での京都工芸繊維大学「長持ちの科学開発センター」との共催
③展示会共催(9月、2018年2月)と展示ブースの有効利用による会員情報、研究会の広報活動と新規会員誘致
④「機能性フィルム産官学連携ラボ」(略称:連携ラボ)における「鉛筆硬度試験法」に関するテーマ化の可否と新規テーマ探索
⑤ホームページ内容の再編と活用方法の検討
⑥書籍「産業を支える機能性フィルム」完売によるPOD化推進と内容改編可否の検討
⑦会員からの情報提供及び外部とのビジネスマッチング促進に関する検討
講演1
東京電機大学 理工学部 生命理工学教授 農学博士 椎葉 究氏
「微生物による環境修復技術とそのマテリアル」
●微生物を用いた浄化(バイオレメディエーション)
環境汚染(土壌汚染や水質汚染等)問題に対して循環型社会にしていくため生物学的修復技術に関する以下の技術紹介があった。
1)「バイオスティミュレーション」とは、もともと存在している微生物をもちいて分解・浄化させる方法であり環境条件や微生物が活発になるような栄養を添加する。例として、微生物を用いた下水処理技術、油汚染土壌のバイオ処理技術などが紹介された。
2)「バイオオーギュメンテーション」とは人工的に分解菌を添加する方法であり、例として六価クロム汚染土壌の浄化、有機酸を生成する菌を添加し、土壌pHを低下させて土壌中の六価クロムを無害な三価クロムに反応しやすいようする方法であるが、生物汚染の問題があり、バイオスティミレーションが積極的に研究されている。
●バイオエネルギー生産技術と副産物
微生物を活用した技術は浄化だけではなく、エネルギー生産技術にも用いられている。代表例として木材を用いたバイオエタノールの生産が紹介された。なお、エタノール生産では、リグニンの抽出と活用、セルロースの分解が課題となっているとのことであった。
講演2
(元)警視庁捜査一課長、(現)石川県観光特使 光眞 章氏
「警察捜査の進化と深化」
●個人情報による捜査の進展が目覚ましい 社会治安の維持するため素早い検挙が求められている。素早く正確に検挙をするための捜査の方法が、被疑者の取り調べ・供述による判断を重視→指紋とDNA型鑑定による個人の特定→「3N」(NTT:通話履歴、Nシステム:自動車ナンバー自動読み取り装置による車両追跡、DNA:遺伝子情報による個人の特定)による情報取得→「4つのK」(顔、口座、車、携帯)による判断へと進展していった。また普及により捜査の領域は拡大するなか、個人情報の扱い方にも厳しくなっている。
しかしながら災害が発生した場合、個人情報の照合の一つである指紋認証は、警察にて保管している個人情報(指紋等)は犯罪歴のある者だけであり、一般で犯罪歴の無い者の身元確認には適用できない。またDNA鑑定では血縁者がいないと判定できないし、また費用がかかる。歯形・身体の特徴でも正確に判断できず、間違えるケースも多いことから費用をかけずに、誰にでも適応できる身元確認方法とシステムが必要と考え、新たな身元確認手段「足紋」の活用を提唱されている。足紋は足にある皮膚紋理であり、指紋のように一人ひとり異なる。NECと協力し、足紋を瞬時に撮影し記録する機械を開発し、現在地域にて足紋を管理し、もしもの際の身元確認に活用できるよう進めている。NHKの朝の番組で取り上げられた際のビデオを披露され足紋について紹介があった。
会員報告
共同技研化学㈱ : 開発技術課の渡辺文子氏より会社概要と製品を通じた多機能性への取組みについて、ヒーストッパ―(表面改質技術+分散混合技術により150℃以上で軟化して膨張促進する機能の付与)、メカニカルファイバー(コーティング技術+分散混合技術による不織布基材テープと基材レステープのハイブリット化製品)の製品、技術紹介があった。

2017年4月例会2017年4月例会2017年4月例会

2017年2月例会(新機能性材料展とのジョイント開催)報告:例会参加者約360名(会員:137名、非会員:約20名、立見とサテライト参加者:約200名・事務局調べ)

日 時
2017年2月15日(水)13:15-16:45
場 所
東京ビッグサイト「新機能性材料展」内特設会場「マテリアル&エネルギーオープンステージ」(地図はこちら
展示会
栄和化工㈱、㈱メディア研究所、ユニチカ㈱、倉敷紡績㈱、ミノグループ、機能性フィルム研究会(5企業+研究会)。ブース内で書籍「産業を支える機能性フィルム」を28冊販売。
講 演
「炭酸ハイブリット塗装システム ~塗料・シンナーのVOCを半減~」
長瀬産業㈱ナガセアプリケーションワークショップ(NAW)  光本政敬氏(発表者)・加美電子工業㈱取締役 開発部部長  早坂 宣晃氏
25年以上前から、超臨界二酸化炭素を用いて塗装する技術を加美電子工業㈱と宮城県産業技術総合研究所が「超臨界二酸化炭素塗装システム」を開発していた。しかし、塗料と混合時に塗料中の樹脂成分が析出する課題があった。超臨界二酸化炭素ではなく液化炭酸ガスを使用することで樹脂に対する溶解力を上げて、さらに、高極性の溶剤を添加して樹脂の析出問題を解決し、加美電子工業㈱と長瀬産業㈱とで事業化を進めている。
シンナーの代替えとして液化炭酸ガスを使用するメリットは以下の通りである。
①人体に無害
②低い環境負荷
③高い粘度低減効果
④シンナーよりコストダウンが可能
「炭酸ハイブリッド®塗装」は塗膜物性を維持しつつ、溶剤塗料のVOCを50%削減することが可能になった。さらに塗着効率の向上も期待できる。今後は日本発の革新技術として、世界に誇れるレベルまで高められるよう技術を確立したい。
座談会
テーマ :「有機EL市場に向けたLCDパネルメーカー・フィルムメーカーの狙い」
【パネラー】 ㈱ジャパンディスプレイ 執行役員CTO・次世代研究センター長(博士)  瀧本 昭雄氏 、日本ゼオン㈱執行役員 高機能樹脂・部材事業部長  豊嶋 哲也氏、大日本印刷㈱執行役員ファインオプトロニクス事業部事業部長  土屋 充氏
【司 会】㈱矢野経済研究所インダストリアルテクノロジーユニット エネルギー&機械産業グループ グループ長  日栄 彰二氏

LCD VS OLED(文中敬称略)
【 I. 各社の紹介とそれぞれの性能面の比較について】
〔瀧本〕
まずは、LCD関係者も多いということで LCDは、無くならないことを明言する。OLEDは、LCDの分野をキャッチアップしてきている。この二つは、対立構造ではなく、それぞれの特徴を生かし、棲み分けが進んでいくと考えている。また、画像の駆動トランジスタなど共通の技術も多数あり、JDIの固有技術を両方ともに生かせると考えている。
〔土屋〕
大日本印刷は、ディスプレイ用光学フィルムだけでなく、産業用途として ハードコートフィルム、TFTフォトマスク、蒸着用金属マスクなど、LCD向け、OLED向け それぞれに多くの材料を供給している。瀧本氏同様にLCD,OLEDを対立的にはとらえておらず、棲み分けられていくものと考えている。
〔豊島〕
日本ゼオンは、石油からゴム、石油樹脂を生産する石油化学会社であり、その技術の延長で光学的に特徴のある樹脂をフィルム化してLCD用位相差フィルムとして2002年に事業を開始した。まだ新参ものです。LCDに比較するとOLEDは、偏光フィルムが要らないことから、需要は減ると予測していますが、これからの動向を注視している。
◆現状各種報道などではOLEDが次世代ディスプレイとして大きく伸びるように報じられている…。このような見方に対しパネラーはどのように考えているのか?
【 II.主にOLEDの方が比較的有利な面についてお教え下さい。】
〔瀧本〕
OLEDは、バックライトがない分有利である。
〔土屋〕
OLEDは、偏光板がいらないなど部品点数が少ない分優位と考える。

OLED市場における日本のプレーヤー
【 III. 主に市場先行する韓国パネルメーカーに対する勝てるストーリー(仮に戦うと構図の中で)について教えて下さい。】
〔瀧本〕
OLED市場における日本メーカーとしては、すでに韓国メーカー二社が先行しており、キャッチアップする立場である。まずは、信頼性を要求する分野で勝負すべきと考えている。また、高生産性(歩留りの向上)を材料メーカーとともに進めていくべきだと考えている。
〔土屋〕
大型LCDの露光装置やOLED用蒸着装置など重要な製造機械はすべて日本製である。また、偏光板素材、保護フィルムのほとんども日本製である。LCDは、デジタル化し、材料と製造装置を購入すれば誰でも生産が可能となっているが、OLEDは、アナログ的な摺合せ技術が必要であり、日本メーカーが活躍する場がまだまだあると考える。
〔豊嶋〕
光学フィルムは、いまだに日本メーカーが強い。素材と機械を買えばだれでもできるわけではなく、製造技術そのものが日本の得意とする分野であり、今後も新しい分野にトライして磨き続ける必要性があり、また、その余地も大きい。これらを磨き、材料メーカーからアッセンブリーメーカー提案できる材料を作っていくべきだと考える。

サプライヤーとセットメーカーとの関係性
【 IV. 一般的に部材メーカーに求めること、特にOLED領域で求めることをお教え下さい。】
〔瀧本〕
アッセンブリーメーカーから要望を出すと何らかの問題解決提案が材料メーカーから提案されるのが、日本のすばらしさである。これは、本当にすごいと感じでいる。OLED向けでは、発光効率の向上、封止材料およびプロセスの改良が重要である。また、基板材料やトランジスタ作成時の耐熱性向上。カバーガラスは、フィルム化、塗布化をしたい。また折り目がつかない偏光板、FPC材料ができればよいと考える。今後、ガラスからフィルムに替わってくるチャンスととらえるべきではないかと考えている。
〔土屋〕
もはや、フィルムメーカー、加工メーカーが単独で開発するのは限界が来ている。今後は、フィルムメーカーと加工メーカー間の摺合せや重要となる。フィルムの薄肉化は必須であり、複数フィルム機能の統合化、高次化を施すアプローチが必要で複数の会社が協力関係を作られてくると考える。
〔豊嶋〕
今後、ROLL TO ROLLの方に進む。OLEDに対抗し、LEDもより薄くする方向でフィルム化、バックライトを含めた一体の複合材料の開発に進むと考えている。

QLED、micro-LEDの可能性
【 V. それぞれの基本的概要から将来見通しについてお教え下さい。
〔瀧本〕
QLEDは、OLEDの無機化と考えており、実現すれば蒸着がいらなくなり、製造が合理化するので注目はしている。今のところカドミウムを使用する必要があることから、まだ、実用化は難しいと考えている。Micro-LEDは、細かいLEDをガラスのトランジスタ基板にボンディングする方法であり、発想は面白いし、原理上は、構造が簡単である。しかし、画素数 数百万個をどのように合理的にボンディングするのか。なかなか実用化は難しいと考える。ただ、産業用のサイネージ屋外用には普及していくのではないかと考える。

Feb2017Feb2017

会員報告
Eternal Materials Co., Ltd : 台湾高尾に本社のある世界有数のコーティング受託メーカーである。PCB、LCD向けにコーティングを行っている。売り上げ1200億円、コーティングライン 25ライン(台湾 10ライン;内2ラインは試作用、中国12ライン、日本ライン2、アメリカ1) 塗布総量面積は、4億㎡/年である。台湾にテストライン(2ライン)があり、そこで処方確立を行い、台湾、中国、日本にて生産対応が可能である。
綜研化学㈱ : アクリル樹脂、化学品メーカーである。今回は、粘着製品であるSKダインの開発品2点を紹介した。①タッチパネル装着用耐プリスター対策粘着剤の設計思想とその製品説明。②水蒸気バリアー性粘着剤の設計思想とその製品説明。
  ㈱喜多村 : フッ素樹脂(PTFE)の粉体加工し、微粉末の製品化が事業の始まりである。この粉体加工技術を基に 受託粉体事業も開始した。現在は、この二つの事業を行っている。今回は、主に粉体加工受託事業について説明された。数多く(約1200種)の粉体加工受託の実績があり、プラスチックコンパウンド、塗料、コーティング、印刷インキ向けなどあらゆるものの粉体加工を受託している。異物混入防止の工夫を凝らしたクリーンルーム設備、および最新技術による粒度分布のシャープな粉体加工ができることが特徴である。

2017年1月例会報告:参加者85名

日 時
2017年1月19日(木)13:00-17:00
場 所
機械振興会館地下3階第1研修室(地図はこちら)
講演1
東京理科大学総合研究機構 光触媒国際研究センター准教授  寺島 千晶氏
「ダイヤモンド薄膜の合成と応用」
ダイヤモンド薄膜を液中プラズマ法を用いて合成、電極形状や圧力などの製膜条件をかえることで170μm/hという速い速度で合成を実現。原料溶媒の調整にて高い結晶を得た。また、原料に酸化ホウ素を混合することにより、優れた電気化学特性を有する新規電極材料として期待されている。ダイヤモンド電極の高速合成にも成功した。
講演2
金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科教授、国際交流センター副所長、㈱北國銀行社外取締役  大砂 雅子氏
「地政学から見た日本経済~グローバル化のなか地方から女性が消える~」
地政学とは、地理的な位置関係により国家の政治、経済、軍事などへの影響を分析する学問であり、米国(トランプ政権)、中国の過剰反応などのユーラシアグループが公表した本年の10大リスクの真意についての明快な解説があった。一方で、石川県の北國銀行新聞掲載の広告から、女性を取り巻く環境についての提言があり、政府が掲げる女性の活躍に関する各種法整備が進む一方でジェンダーギャップでは相当低い(111位/144カ国)という現実から、実務の中では決して女性の活躍躍進とはいえない。特に地方では、女性は昇進を望まない傾向があり、また短時間・非正規雇用のなかで管理職への昇進が望めない背景がある。しかしもっと政治、行政、企業、学校などで管理職、役員の女性比率を増やすクォータ制が必要と考えており、経済の好循環(財布を緩める)のためにも女性の躍進が必要であり、それによりGDPの増加、さらなる女性管理職の増加、収入増加により経済活動が活性化し、出生率の増加に伴い労働力が向上する循環に乗せる必要があると提言されている。
講演3
東京理科大学 学長  藤嶋  昭氏
「光触媒研究の現状と将来の課題」
光触媒作用の発見から現在の抗菌、脱臭、撥水、セルフクリーニングなどの使用例さらに、希少多糖類の製造、発芽促進への適用など研究の最先端の話題を提供いただいた。最後に古の科学者と中国古典の巨人が残した言葉に類似性、関連性を見出し,守屋洋さんと書かれた『科学書と中国古典 名言集』が紹介され、変化の激しい時代においての指針となることをご教授いただいた。
紹 介
東京工業大学科学技術創製研究院 化学生命科学研究所 教授  宍戸  厚氏
「機能性フィルム産官学連携ラボ」
現在研究会が推進している「機能性フィルム産官学連携ラボ」について、これまでの経緯の説明とともに、産業界が抱える課題(基礎研究費用の削減など)、官学連携が抱えている問題とともに、機能性フィルム研究会に参画している会員企業の業種の多さという特徴などから、研究会としての産官学連携のあり方として、新規製品や新市場に関わる中長期的な情報提供、意見交換を行い新たな視点やアイデアを出し合いながら、一企業では取り組めない共通課題の解決を抽出し、産官学連携テーマとして取り組むことについて説明があった。
会員報告
三菱レイヨン㈱ : 三菱レイヨン㈱の戸田氏に代り、三菱化学㈱スペシャルティケミカルズ事業部の岩崎 知一氏より、2017年4月に三菱樹脂㈱、三菱化学㈱及び三菱レイヨン㈱の3社が三菱ケミカル㈱として統合されること、並びにそれぞれが担う役割と製品について説明された。
㈱メック : 同社は、1986年創業の神奈川県海老名市に本社を構える光学式表面検査装置などのメーカーで、光学フィルム関係では業界トップのシェアを持つ。異物検出のほか、スクラッチなど表面の微少傷も自社開発のカメラなどにより検出でき、欠陥分類ができる。欠陥モードごとに的確な対応が可能とのこと。

1月例会1月例会

2016年11月関西例会報告:会員71名、お試し参加1名

日 時
11月24日(木)13:30-17:00
場 所
京都テルサ東館第2,3セミナー室(地図はこちら
講演1
メック(株)執行役員 中村 幸子氏
「メックのコア技術誕生までの寄り道話し」
(1)メックとは
・電子基板、部品を製造する時に使用する薬品を開発、製造、販売する会社である。
・社是は「仕事を楽しむ」
・1969年創業。売上は約100億円。東証1部上場、証券コード4971。
・「なでしこ銘柄」賞はじめ、女性の活躍に関する表彰履歴が多数ある。
(2)メックのコア技術
・金属表面を粗化し密着性を向上させる技術、配線を形成する技術、選択エッチング出来る技術がコア技術である。コア技術が生かされているアプリケーションは、パソコン、スマホ、タブレット向けMPU、AP(アプリケーションプロセッサー)等のパッケージ基板である。
(3)コア技術誕生までの道のり
物理研磨(バフ研磨、ジェットスクラブ)のデメリットを補うための化学研磨への移行の過程で金属表面粗化の技術開発が進み商品化は出来たものの、剥離残の課題、色目課題により当初は全く売れなかった。1997年にMPUパッケージがセラミックからプラスチックに環境変化した事で、大きなビジネスチャンスが生まれることになった。1997年以降、IntelをはじめMPUのデファクトスタンダードとなっている。
(4)今後のロードマップ
・粗化の更なる微細化、フラット表面への密着強度向上を目指している。
講演2
(株)ダイセル研究開発本部コーポレート研究センター主任研究員 林  正樹氏
「アンチグレアフィルムとギラツキ」
(1)AGフィルムとは
各種デバイスの表面処理フィルムにはクリアタイプとAG(アンチグレア)タイプの2種類がある。表面形状を粗らすことで防眩性(アンチグレア性)を発現している。 一般的にはAG機能は、粒子により発現しているが、ダイセルでは相分離技術により表面形状に凹凸を形成している。
(2)ギラツキとは
スマートフォンに代表されるデバイスの高精細化に伴い、ギラツキ課題が市場では問題になっている。ギラツキのメカニズムは、高精細に伴うRGBの微小化とAG凹凸のレンズ効果が相まってギラツキが発現するものと考えている。ダイセルのAGフィルムは、相分離技術よる共連続構造を表面に形成することで、AG凹凸レンズ効果を抑えギラツキを低減している。
(3)ギラツキの定量化
AGフィルムの開発する上で、ギラツキの定量化も併せて行っている。実際のディスプレを使用して、人間の目で見たままのギラツキを撮像することを目的に、輝度分布の標準偏差で定量化する装置を開発し、フィルム開発にあたっている。
(4)その他紹介
・紙に鉛筆で筆記した時と同様の触感が得られるペン入力用フィルム
・サラサラ触感フィルム
・抵抗膜用アンチニュートンリングフィルム
・高擦傷性フィルム
講演3
元三菱電機(株) 西山 逸雄氏
「SAICAS試験と鉛筆硬度試験の比較検討」
JISで規定されている「鉛筆硬度試験」方法とSAICAS装置を使用した試験方法の違いと共通点について説明された。JIS法は個人差、傷の有無についての外観確認だけで定量的な測定がなされていないこと、また鉛筆芯の先端が破壊されながら塗膜表面に傷をつけていくことによる乱雑な破壊、つまり外力による単純な破壊モードではないことなどの違いについて説明がされた。
また同時にSAICAS装置では、その先端刃の形状、切り込み角度の調整などにより「鉛筆硬度試験」と同じ運動方向での表面傷の傷評価を水平、垂直方向の力および垂直方向の変位として測定し、同時に切削状態を観察できることから定量測定に好適であり「鉛筆硬度試験」に代わる定量測定に活用できる可能性を示唆した。またSAICAS装置は、塗膜と被着体との密着力、塗膜間(層間)の剥離強度などを切歯の角度などを調整することで測定すると同時に、使用温度域での挙動、耐候性における塗膜表面の変化などの測定にも応用されている。
会員報告
エスケーエレクトロニクス㈱ : 2001年京都に設立、大型フォトマスク事業を展開している。国内および台湾、韓国、中国に子会社を持ち、JASDAQに上場している。コア事業の大型フォトマスク事業のほか新規事業としてプリンテッドエレクトロニクス、RFID、イメージングシステム、ヘルスケアー分野へも展開し、フィルムとプリンテッドエレクトロニクス技術を融合させた事業展開を進めている。ニーズを持つパートナーを求めている。
中島工業㈱ : 1977年京都に設立、金銀紙用途の着色コーティングフィルムの製造販売から現在は受託加工、ウエットコーティング、自社開発の医療用タブレット端末を収納する滅菌バック「I-Medicoat(アイメディコート)」の販売を行っている。

kansai

2016年10月特別例会報告:参加者66名

日 時
10月20日(木)13:30-17:15
場 所
都立産業技術研究センター本部 2F 東京イノベーションハブ(地図はこちら
講演1
(元)ダイプラ・ウィンテス(株)社長 木嶋 芳雄氏
「測定装置SAICASの開発と特徴」
SAICAS(Surface Interfacial Cutting Analysis Systemの略)の基本特許は、元三菱電機(株)の西山 逸雄氏によるものであるが、ダイプラ・ウィンテス社(現タキロン(株))へ移り、PPバンパーの塗膜付着強度測定が簡便にできることから各方面で採用されている。
SAICAS装置の原理と応用で、切削パターン(切削、剥離および垂直方向と水平方向への力)により剪断強度や剥離強度を特定するとともに、界面における切削状態を観察することもできる。特別な試験片に加工する必要もない。切削角度を調整することで「鉛筆硬度試験」を補完する方法になりうる。
講演2
(株)ダイセル研究開発本部コーポレート研究センター主任研究員 林  正樹氏
「アンチグレアフィルムとギラツキ」
「ギラツキ」が発生するレンズ効果によるメカニズムの説明があり、またこのギラツキ防止方法として、転写法、相分離法、微粒子分散法などがあることの紹介があった。また「ギラツキ」の測定方法として、カメラの工夫とレンズの工夫により輝度分布を測定することができたとの説明が行われた。今後4K、8Kなどの高精細になるほどレンズ効果が大きく「ギラツキ」に影響するとされることから有効な測定と考えている。
講演3
事務局長 岡田 裕宏
「機能性フィルム研究会15年の歩みと特徴について」
連携事業として初めて開催するラドテック国際学会(10月26日開催)での報告資料の内容に沿って機能性フィルム研究会の紹介を行った。この間、飛躍的に会員数を伸ばしたことや、ホームページの開設、専門書の出版、展示会でのブース開設などを通じた機能性フィルム研究会の発展と特徴を紹介。
講演4
ラボ構想推進委員 松井 孝雄
「機能性フィルム産学官連携ラボ」
2015年2月東京工業大学宍戸教授との技術交流からスタートした。その後①ディスプレイの高解像度化に伴い生じるギラツキの防止と測定、②プラスチックの表面硬度と傷について討論して今日に至る。今後他のテーマを加えて将来的には官学と協奏を目指す。
施設見学会
4班に分かれ「都立産業技術研究センター」の設備見学が行われた。同センターでは技術相談、依頼試験、機器利用など広く門戸を開けている。

2016年9月例会報告
講演会参加者数:会員129名、一般168名(合計297名)
「機能性フィルム研究会専用ブース」(出展会員7社)来場者数(名刺交換):493名/3日間

日 時
9月28日(水)
場 所
東京ビックサイト東ホール展示場内 特設会場(地図はこちら
講 演
冨士色素㈱代表取締役社長 森 良平氏
「機能性材料の分散について」
冨士色素㈱は、有機赤色顔料の専門メーカーとして発展してきた。赤色顔料は、少量多品種生産商品の最たるもので、これらの対応を持ち味とし、 近年では既存の枠にとらわれることなく常に時代のニーズを先取りした新しい分野の開拓を積極的に行っている。今回は、高機能の分散体による最先端材料についての以下の内容講演であった。
・リチウム電池をはじめとし、Mg,Naイオン電池用正極、負極、固体電解質
・固体酸化物型燃料電池用正極、負極、固体電解質
・太陽電池用の高効率化のための光制御、高導電印刷材料
・新規電池用素材やナノワイヤー、ナノファイバーの高分散化による高効率化
・量子ドットを応用した感光色材を始めとするディスプレイへの最新開発情報
・アルミニウム空気電池など新しい電池に向けた最新開発情報
座談会
テーマ :「2050年に向けた次世代の車と材料」
【パネラー】 トヨタ自動車㈱材料技術領域材料技術開発有機材料開発部長 間瀬清芝氏、日産自動車㈱カスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発本部材料技術部 高分子材料グループ主担 小松 基氏、日本ペイント オートモーティブコーティングス㈱パーツ事業部副事業部長 小原浩一氏
【司 会】㈱矢野経済研究所 船木知子(研究会幹事)
2016年2月例会の講演で、トヨタ自動車株式会社の間瀬部長より、「クルマの生産史上変わっていないのはボルトと塗装である」とのことを受け、塗装に対する機能性フィルムへの期待と課題についてパネルディスカッションを行った。
今回は敢えて近未来である「2050年に向けた次世代の車と材料」と銘打って、現在の自動車の環境負荷低減という課題に対し、問題点を挙げ、機能性フィルムへの自動車メーカーの期待感および現在の材料の問題について討議し現状の問題と機能性フィルムへの期待については以下のようにまとめられた。
「トヨタ環境チャレンジ2050の製造時のCO2削減を達成するには、塗装工程からCO2を大きく削減しなければならない。削減方法として、フィルム加飾は非常に期待される技術である。
また日産の自動車では、電動化と知能化が進み、近々大きく変化する予定である。その最初として、プロパイロットを搭載したセレナを販売した。今後のさらなる電動化と知能化には、機能性フィルムは欠かせない。
また、自動車は、年間9億台生産されているが、世界の環境に対する要求は年々厳しくなっている。この課題を解決するには、フィルムおよび樹脂材料技術が有効である。
一方自動車メーカーの塗料は、世界で4~5社の塗料メーカーのみが納入している。内装は、塗装からフィルム化への切り替えが進んでいるが、外装は自動車全体の方向性を含め検討が進むと思われる。
しかしながら塗料は、その自動車用で不可欠な機能を出すためには必須と考えており、塗料を塗布・印刷し、加飾フィルム化したものとして自動車に使用されるものと考えられる。
一方で加飾シートの自動車分野への展開は検討開始されたばかりであり、現状では塗料、フィルム基材、鋼板/プラスチックなどの被着体の伸びの違いなどの課題がある。
お客様の要望に応えるためにはこれまで関連性のなかった業界同士が歩み寄りオープンイノベーションを起こすことが必要であり、同時にお客様との共創が鍵となると考えている。」

Sep2016Sep2016

会員報告
荒川化学工業㈱ : 機能性コーティング・ビームセットとアラコートの紹介。ロジンケミカル(マツヤニ)を中心とした技術を応用し、各種フィルム用コーティング剤を開発している。今回は、電子線(EB)や紫外線(UV)を照射することにより、ラジカル重合で急速に三次元硬化する光硬化性樹脂「ビームセット」や「アラコート」による クリアハードコート、粘着、剥離、アンカーコート、帯電防止などの紹介。
出光ユニテック㈱ : 高輝度シートの紹介。尾池イメージング㈱の高輝度材料と出光ユニテック㈱の成形技術の融合により、加飾成形に適した高輝度シートを開発した。塗装に勝る深みのある輝度感を表現できるシートが紹介された。
メック㈱ : 無電極UVランプおよび装置の紹介(240W/cm2で8,000時間使用可能)。国産品として唯一の無電極UVランプメーカーであり、この電極を使用したUV硬化コーティングなどUV照射装置の開発・製造販売を行っている。製造現場に合わせたオーダーメードの装置開発を得意としており、手作り感覚でお客様と仕様検討を行う対応力が特徴のメーカーである。
イスラビジョンジャパン㈱ : ドイツの検査装置メーカーの日本法人である。検査装置の専業メーカーとして、ガラスや金属、プラスチックの検査装置の開発・製造・販売を行っている。欧州では、信頼性の高いメーカーとして知られている。今回は、プラスチック向けの検査装置として、①SMASHと②SpecGAGE 3Dが紹介された。 SMASHは、該社の特許技術であるパターンLED照明技術と解析技術を使用し、製膜のインラインで微小傷・ゲルの検出や光学特性(ヘイズ、透過率、光沢度)の測定が可能な欠点検出器である。

2016年7月夏季特別研修報告:参加者51名

日 時
7月1日(金)13:30-17:00
場 所
大型放射光施設 Spring-8,SACLA(サクラ)、西はりま地場産業センター(地図はこちら
見学会
大型放射光施設 Spring-8及びSACLA(サクラ)設備
兵庫県の播磨科学公園都市にある世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設を見学した。施設の見学に先駆け、講堂にてSpring-8とSACLAについて映像による説明があり、装置利用の一例としてタイヤメーカーにおける製品開発で、接地面とのグリップ性と燃費向上(熱エネルギーロスを抑える)のトレードオフの課題克服において分子構造解析と分子配列に生かした事例が説明され、放射光の有効性や社会貢献など理解することができた。説明の後、無線イヤホンを付け、SACLA、Spring-8の順で見学した。SACLAは窓越しからの見学であったが、Spring-8は施設内への立ち入れが許され、施設の約1/3にあたる約500mを歩きながら見学した。多くの大学や企業が利用していることが改めてわかった。見学終了後、バスで一路、講演会場である姫路に出発した。
講演
神戸大学大学院工学研究科教授 西野 孝氏
「機能性フィルムの表面・界面解析」
機能性フィルムの接着・撥水・剥離・帯電などさまざまな機能は、フィルムの表面・界面の構造に関与するが、バルクとは異なる構造・物性を示す。本講演では、SPring-8や高空間分解能分光を駆使した構造解析を通してフィルム表面・界面の物性との相関性がわかりやすく説明され、表面・界面の状況が理解できた。また、Spring-8の有用性なども大変参考になった。企業にとって製品の高付加価値化・高性能化は必須であるが、そのベースとなる界面・表面状態の把握に繋がる解析手法をご教授いただいた。

SpringSpringSpring

2016年6月例会報告:参加者118名

日 時
6月2日(木)13:30-17:15
場 所
日本化学会 化学会館7階ホール(地図はこちら
講演1
キヤノン㈱ インクジェット事業本部 中島 一浩氏
「インクジェット技術の可能性と課題 ~技術の追究と多様な応用への挑戦~」
インクジェットは非接触でプリントできる唯一の技術である。それ故に、粘度、泡、気流、定着性など多くの制約を背負っている。インクジェットヘッドとして、ピエゾ式とサーマル式があり、用途に応じて棲み分けられている。ピエゾ式は水以外など使用できるインク種の幅が広く同一ノズルでの吐出量変調が可能であるが、ノズルサイズが大きく加工組み立てが複雑で難しいなどの課題がある。サーマル式は、ノズルがコンパクトで高密度にノズルの配列が可能となり高精度な印刷が可能であるが、水系インクしか使えず放熱や耐熱設計が必要などの課題がある。また、荷電により吐出インク滴の方向を電極で制御することで連続的にインク滴を吐出し、安定した吐出やノズル内の乾燥増粘をおさえるコンティニュアスインクジェット方式が産業分野で活躍している。インクジェット技術は、ヘッド、インク、メディア、プロセスの摺り合わせがポイントで、高生産のためのラインヘッド化、高信頼性のためのインク循環ヘッドなどが最近の注目技術である。
講演2
知財務㈱ 代表取締役 古庄 宏臣氏
「技術に対する目線を変えれば、ビジネスチャンスは広がる ~ビジネス目線の技術評価~」
マーケットインの限界とプロダクトアウトの誤解を理解するなどビジネス目線が重要である。顧客の声に耳を傾け顧客のニーズに対応を繰り返していると「消費者にニーズはない」ので「手が打てない」と苦悩することになる。プロダクトアウトに関しても、技術者の考える「いいもの」とユーザーが思う「いいもの」とは違い、ユーザーのニーズ以上の高性能を追い求めることはよくある。シーズ技術を起点として、目線を変えることで見える新たな強みがあり、強みが活きる社会の変化に着目して市場機会をとらえることがポイントである。目線の変化の例としては、無塗装成形技術はコスト低減のための無塗装から塗装が剥がれないと読みかえることで強みとなるなどである。市場機会の見極めについては、「時間軸」という市場機会を測るものさしが必要である。人の価値観や考え方は、時代とともに変化し、その変化にこそ機会があり、家庭における調味量の変遷などから機会を読み取れるなど、データをベースに科学的に読み解くことも必要である。 
会員報告
加工技術研究会/JCD : 2017年1月開催のコンバーティングテクノロジー総合展の紹介。
尾池イメージング : 機能性転写フィルムSTEPフィルムの紹介。
リードエグジビションジャパン : 2016年10月と2017年4月に開催の高機能フィルム展の紹介 。
大日本印刷 : イノベーション創出に向けたサービスデザインの紹介。
その他連絡
Radtech Asia 2016の案内(Radtech研究会幹事 滝口氏)

2016年4月例会報告:参加者65名

日 時
2016年4月7日(木)
場 所
日本化学会 化学会館7階ホール(地図はこちら
総  会
2016年度年次総会では以下の議案が可決、承認された。
Ⅰ号議案:2016年度運営体制
Ⅱ号議案:2015年度事業報告、決算報告(事業収支、出版書籍販売、技術交流会会計)
Ⅲ号議案:2016年度事業計画、事業予算
2016年度運営体制は以下の通り。
■会長:小口 清(大日本印刷)
■運営委員(4名):川崎真一(大阪ガス)、安田大助(安田産業)、土井正人(出光ユニテック)、岡田裕宏(JTC、事務局長兼務)
■相談役:安永隆喜(東洋包材)
■幹事(6名):伊藤幸一郎(日東電工)、船木知子(矢野経済研究所)、中根康弘(ニデック)、加藤 均(星光PMC)、安川 徹(FUK)、黒田健二(凸版印刷)
■事務局:岡田裕宏(事務局長)、押田淳子(会計)、矢島昌江(事務、会計)
■会計監査:山口健三(トステック)
なお、松井孝雄事務局は2015年度を以て退任し、今後は特定テーマ(「東工大ラボ構想」など)の推進・指導を委嘱された。
講演1
東京工業大学教授 宍戸 厚氏
「東工大の紹介と分科会構想進捗報告」
(2016年度4月教授に昇格されました。おめでとうございます。)
1.東京工業大学の研究力強化に向けての改革のために、学部編成を大きく変える。国際的に通用する研究開発テーマの創出に向けた体制、環境、カリキュラムの整備をしていく。
2.宍戸研究室のテーマである「フィルムの湾曲ひずみの定量測定と解析のを実用化」に向けて、今後は企業と協力して製造工程における動的評価方法の確立に挑みたい。
3.機能性フィルムラボ構想の実現に向けた研究会との4回にわたる討論の中で、①ギラツキの定量評価、②表面硬度の定量評価と傷並びに修復の関連性の2つがテーマとして出てきた。今後会員の協力で情報の収集と探索をしていく。
講演2
アフロディ㈱ 代表取締役 嶋 秀一氏
「ディスプレイのスパークルにおける革新的測定手法とその有効性」
今後、ディスプレイデバイスが車などに多用される過程において、高解像度化、高色域化、高画像処理化、フレキシブル化が進む。ディスプレイは人の感受性(心地よさ、きれいさ、優しさなど)にマッチングするものを目指していくべきである。AGに関してはスパークル(ぎらつき)が重要なファクターになってきている。ドイツで開発されたSMS-1000という定量評価のできる装置が信頼性、操作性、コストで非常に優れている。(本製品に関するお問い合わせ:安田産業まで)
講演3
元JETROインドネシア、シンガポールアドバイザー 小川 洋志郎氏
「陶磁器が見たアジア(中国・アセアン・日本)」
多数の華僑実業家との交流、骨董商を通じて入手した陶磁器の魅力に惹かれ「中国やきもの研究会」を主宰している。中国発の陶磁器が海外へ流出した背景、特に華僑を中心としたコレクターの陶磁器、骨董品の収集、投機需要などの裏には、世界経済の動き(FTA, EPA, TPPなどの協定)や各国の思惑といった政治的、社会的な背景が見え隠れする。世の中の動きをWorld Factbookなどで読み解き、自分なりに分析し、時代の変化を読むことが重要。さらに将来予測できるリスク(地球温暖化、ネット社会とサイバーテロ、貧富の差拡大など)への対策として、リスクコントロール、リスクマネージメントを講じることが重要である。

2016年2月例会報告:参加者163名

日 時
2016年2月25日(木)
場 所
機械振興会館(地下鉄神谷町下車) 地下2階ホール(地図はこちら)
講演1
ディーンモルガン㈱ CEO Dean.R.Rogers氏
「日米のビジネス環境の違いと英会話勉強法について」
【米国】
・失敗を恐れず海外展開をしていく。
・急成長する企業が多く見られる。
・マーケティング能力は高い。
【日本】
・モノづくりだけではなくサービスへの気配りが世界一。
・失敗に対してはかなり厳しい傾向が見られる。
・古くからある企業が多く、急成長する企業は少ない。
英会話の勉強で大切なこととして以下の点があげられる。
①相手の印象に残る話し方を工夫していくこと。
②うまい英語やしゃれた言い回しにあまり気にせず話をすること。
③相手との会話の中で相槌を打つことが大切。
④簡素なフレーズは覚えておいて、すぐ出るように訓練をすることも大切。
講演2
トヨタ自動車㈱ 材料事業開発部 部長 間瀬清芝氏
「機能性フィルムへの期待と課題」
2020年までに車に搭載する技術の方向は確定しているので、それ以降に係わるオンリーワン技術が求められる。
1.膨大な廃棄物を出す塗装技術と固定するねじに係わる革新技術がほしい。
2.4大テーマに係わるアプローチを特に希望
①大気汚染、②安全、③エネルギー多様化、④CO2削減
3.知能化、軽量化、電動化の組み合わせによる新しい車へのアプローチと技術
なおこの点に関しては、車メーカー以外(たとえばGoogleやアップル)の発想が脅威でもある。
4.室内快適化への対応(居心地の良さ、熱管理)
5.以下の点で高分子材料への期待は大きい。
①強力な粘接着材(ねじの代替)と剥がしやすさ(トレードオフの解決)
②熱伝導を自由に設計できる材料
③下地隠ぺい力の優れた材料
④電池などにおける高機能膜の開発
⑤CO2や水等を削減できる工法や賦形方法の開発
会員報告
サンテックオプト㈱ : 成型技術を用いたAGフィルムの報告があった。ロール金型の成型技術+転写技術+機能性樹脂の組み合わせが特徴。特にアンチグレアのみではなくギラツキ低減効果も併せ持つのが大きな特徴である。
デクセリアルズ㈱(旧ソニーケミカルズ) : 有機無機材料、薄膜形成技術、微細加工技術を得意とする。自動車、通信半導体、ライフサイエンス、環境に対応した製品を提供。熱線再帰フィルム、熱伝導シート、異方導電接着剤、蛍光体シートの紹介があった。
綜研化学㈱ : 樹脂材料設計技術(粘着剤など)+微細加工技術(ナノインプリント)を用いた製品を展開。蓮の葉の超撥水性を解明し、上記の技術の組み合わせで製品化をして、車のウインドウの撥水や汚染防止などへ展開中。
日東電工㈱関東事業所 : フッ素フィルム、高分子PE、ポリイミドフィルムの高機能化、多孔質化、表面改質に取り組み製品を提供している。日東の原点である少量多品種対応のできる事業所といえる。電池用部材、電子材料部品並びに製品の防湿、通気性、耐摩耗性、耐薬品性などの機能材を提供している。

2016年1月例会(新機能性材料展とのジョイント開催)報告:参加者122名

主 催
(主催)機能性フィルム研究会、(後援)加工技術研究会、(協賛)関西コンバーティングものつくり研究会
展示会
機能性フィルム研究会の活動状況の展示。出光ユニッテク㈱の加飾フィルムの紹介。東京工業大学、協立化学産業㈱、互応化学工業㈱、安田産業㈱のパネル展示
日 時
2016年1月28日(木)
場 所
東京ビックサイト 会議棟102会議室(地図はこちら
講演1
㈱矢野経済研究所未来企画室 矢野 初美氏
「未来創造&未来ビジネス創造への取り組み」
◎ビジネスの新しいテーマ・製品企画・商品企画を無料で依頼することができる。
◎依頼主は提供結果に対して情報力、思考力、表現力等9項目で評価をする。
◎基本事項の契約は矢野経済と契約してしてからになる。
◎気になるメンバー会員がいたら直接のアプローチも可能(依頼主から提供する情報はどこまで必要か、どこまで結果を求めるかを明確にする必要がある)
講演2
光和綜合法律事務所 弁護士 竹岡八重子氏
「企業と知財・競争優位を守るもの」
知財において、他社との差別化・参入障壁・価格競争で疲弊をしないことが大事である。よくある誤解として、知財化するとは、「特許を出願すること」「自社の開発研究成果を権利化すること」と思っている人が多い。
特許を考える際に重要なことは以下の通りである。
◎技術をある程度オープンして領土宣言をすること
◎攻めるために出すもので広く強い特許でないとあまり意味がない
◎広く・回避することが困難な特許でないと意味がない
◎強く・侵害立証が困難であることが大事(製造ノウハウがあること)
広く強い特許を出すには、競合他社の技術分析だけでなく、用途や用法まで想定し、いかにノウハウをその特許の中に織り込むかが大事である。
会員報告
ソマール㈱ : 電子部品材料・フィルムの商社からスタートした。コア技術は配合・塗布・加工張り合わせ。製品には接着フィルム・接着剤・電気絶縁材料・印刷用フィルムがある。新製品として基材レスエポキシ接着フィルム、ポリイミド絶縁材料がある。
綜研化学㈱ : アクリル粘着剤を軸にして分析業務を展開。特にその中で合成過程における不純物分析、粘着剤組成物、粘着特性の評価技術を蓄積してきた。合成した物を依頼してもらえれば、要望に応じた分析結果を提供できる。
日華化学㈱ : 繊維工業用界面活性剤からスタート。界面化学分野におけるリーダ的な存在であるという自負がある。洗浄、湿潤浸透、起泡・消泡、乳化分散が得意。繊維、クリーニング、化粧品、化学部門に力を入れている。人工皮革用水系ポリウレタンを発展させたコーティングフィルムに注力中。