機能性フィルム研究会のご案内

古来より、生活用品は職人が持ち前の技を駆使して生み出されてきました。たとえばコンニャクは、洗浄、細断、粉砕、乾燥、分級、混練といった、先端コーティング技術に不可欠な、マイクロからナノスケールの要素技術を取り入れて製造されています。最近の元気な製造会社は、コーティング、ラミネーティング、プリンティングなどのコア技術を軸に、顧客・マーケットに合ったニーズ・シーズを具体的な製品にしていることが共通しています。
そこで、機能性フィルム研究会では、コンバーティングに関連した特異技術を有する企業にご参加いただき、それぞれが持つ技術を組み合わせ、新たな機能・価値を付与したフィルムプロダクツを創出することを目的に設立されました。この活動が、会員企業、さらには日本のもの作りの現場を活性化することができればと考えています。

7月夏季特別研究開催案内

日   時2018年7月6日(金)13:00-17:00
場   所金沢工業大学八束穂キャンパス 革新複合材料研究開発センター(ICC:http://www.icc-kit.jp/
【集合について】北陸新幹線、JR金沢駅12:15頃(集合場所は追ってご案内します)
【移動について】金沢駅から八束穂キャンパスまで専用送迎バス、交流会会場まで金沢国際ホテルバス及び交流会欠席の方は金沢駅まで専用送迎バス。
募集人数バスでの移動のため先着順50名程度となります。
講演1 ◆「金沢工業大学のベトナム人材育成について」
KIT-VJIT携事業実施委員長 金沢工業大学産学連携室 教授  大砂 雅子氏
★講演のポイント★
・近年、アジア各国への日本企業の進出先として、ベトナムが脚光を浴びている。安い労働力と、9000万人を超える若い市場。また地理的にもASEANの中心にあり、かつ中国とも国境を接している。米国抜きのTPPを締結準備中であるが、欧州・ASEAN・環太平洋各国との貿易の自由化も魅力といえる。
・北陸地域では、中国・タイについで、ベトナム進出企業が多く、北陸経済連合会のアンケート調査では、今後進出関心先としてベトナムが第1位となっている。その分、現地でのベトナム人の幹部や、経営を任せる人材が不足しており、日系企業同士で、ヘッドハンティング自粛をするなど、ベトナム人材育成が喫緊の課題となっている。
・金沢工業大学(KIT)は、1965年に石川県野々市市に開学した。「教育付加価値日本一の大学」を目指し、入学時と卒業時の力の差を重要視し、学生への負荷・宿題が多い大学としても有名である。そのために広大な学校施設の中に各種の研究・自習施設等が配備され、また学生・教職員共に対外活動を活発に実践している。また、それゆえに地方にありながらも常に高い就職率を維持していることでも有名である。さらに近年はグローバル展開として「文化を超えた共創教育」を掲げている。
・今回は、ベトナムにおける日系企業の現状と、ベトナム人材育成に取り組む金沢工大について報告する。

講演2 ◆「日本の複合材料産業における金工大ICCの役割と取り組み―世界で一人負けからの挑戦:高い素材・機械技術を複合材料の適用拡大に繋ぐために―」
金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(ICC)所長 大学院工学研究科高信頼ものづくり専攻 教授 鵜澤 潔氏
★講演のポイント★
・ICCはコンポジットセンターとしては日本一の規模、設備、人材を備えており、 共同研究企業は、材料関係(繊維、樹脂)、装置メーカ、金型メーカ、ユーザーなど異業種異分野の方が集まっている。単なる材料開発にはとどまらず製造、販売まで含めたサプライチェーンを見据えた開発を進めている。
・FRTP(Fiber Reinforced Thermoplastic の略。炭素繊維で強化された樹脂、複合材はCFRP、ガラス繊維はGFRPといいます)は、事前に成形されたシート材を再度加熱させてプレス成形することで、板金プレスの様にハイサイクルの製造が可能となり、自動車部材への適用が期待されているが、ICCでは、このシート製造を連続的に製造する技術や、プレス成形技術の研究に取り組んでいる。
・BMWのI3、I8では熱硬化性樹脂を使った自動車用フレームの製造が行われており、その製法と設備がICCにもあり、RTMプレスとして研究開発をしている。
・今回はこれらFRTPに関する研究開発と実用化に向けた挑戦、また生産性、成形性に大きく影響する樹脂フィルムの役割の重要性などについての講演と、施設見学及び事例紹介が行われる。

講演3、4 ◆新規開発事例紹介
小松精練㈱ 取締役 エンジニアリング事業本部長 奥谷 晃宏氏
サンコロナ小田㈱ 取締役 新規事業開発部 部長 小田 宗一郎氏

見 学 革新複合材料研究開発センター(ICC)
交流会 金沢国際ホテル
ご参考 アクセス方法(!当日の時刻表は必ずご自身で確認下さい!)
【往 路】
1)東京 9:20発-上野 9:26発-大宮 9:46発-金沢11:54着(かがやき507号)
2)大阪 9:12発-京都9:42発-金沢11:58着(サンダーバード11号)
3)名古屋8:50発-金沢11:48着(しらさぎ3号)
【復 路】
1)金沢19:18発-上野着21:50着-東京21:56着(かがやき516号)
2)金沢19:47-大阪22:31(サンダーバード46号)
3)金沢20:06-米原22:01(しらざぎ66号)/米原22:11(東海道新幹線こだま)-名古屋22:35

9月例会予告

日   時2018年9月7日(金)
場   所日本化学会 化学会館7階ホール(地図はこちら
講演 JAXA及びスペースコロニー研究センターより講師招聘予定(企画中)
 

10月特別例会(接着学会との共催例会)開催予告

日   時2018年10月9日(火)13:00-17:00
場   所ゲートウェイ大崎 ゲートシティホールB(地図はこちら
講演1 ◆「クリープとタック! どの様にして粘着強さを発現するか」
兵庫県立大学 連携客員教授 浦濱 圭彬氏
講演2 ◆「フィルムの湾曲解析と動く光を利用した光学フィルムの創製~フォルダブルデバイスの開発に向けて~」
東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命化学研究所 教授 宍戸 厚氏 
講演3 ◆「しなやかなタフポリマー実現のための材料設計戦略~フィルムの薄膜化と強靱性とのトレードオフの戦い~」
革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)プログラムマネージャー(PM)/東京大学大学院 新領域創成科学研究科物質系専攻新物質・界面科学大講座[超分子科学]教授 伊藤 耕三氏
講演4 ◆「ポリマーブラシの界面構造と機能特性~表面改質法として接着性や防汚性が劇的に向上~」
九州大学先導物質化学研究所 分子集積化学部門 教授 高原 淳氏
交流会 会場:「季膳房」(ゲートウェイ大崎 タワー3階)

事務局からのお知らせ

9月開催展示会“N-Plus”での研究会パビリオン出展のお知らせ
【会 期】9月26日-28日
【会 場】東京ビッグサイト東ホール
【出展予定会員】㈱コスモテック、中島工業㈱、㈱ネオス、共同技研化学㈱、荒川化学工業㈱、日本資材㈱
【会期中の講演】
 ・9月26日12:00-12:45 日産自動車㈱内外装HMI開発部 主管 美紀 陽之介氏
 ・9月27日11:00-11:45 山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター 准教授 水上 誠氏

第4回「フィルム物性研究会(連携ラボ)」開催予告
【開催日】2018年7月10日(火)14:00-17:00
【会 場】東京都立産業技術研究センター本部(https://www.iri-tokyo.jp/
【議 題】「ハードコートPETフィルム表面硬度の試験装置及び評価方法」他

今後の例会予定
◆2018年11月9日(金)関西例会、会場:京都テルサ
◆2019年1月30日(火)1月例会(「新機能材料展」共催例会)、会場:東京ビッグサイト東ホール